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応用情報技術者試験合格体験記

はじめに

 2023/秋の応用情報技術者試験(通称 AP)を受験し, 無事合格したので体験記を備忘録として残します.

受験時のスペック

  • 普通科高校→理学部数学科現4年
  • 理学部向けの情報系の講義は一応とった.
  • AtCoder
  • 開発系のアルバイト等の経験なし

受験理由

 開発系のアルバイトやインターンがしたくなり, 資格をひとつもっておくとアピールしやすそうな気がしたので. 後は院試勉強に飽きた時の息抜き用に.

買った参考書

honto.jp

 本屋で適当にパラパラみて自分に合いそうなものを選びました.
結局本はほとんど使わず, 最後の最後に図表だけばーっと眺めるのに使いました.

勉強法

www.ap-siken.com

 ここで午前の過去問をやりました.
 どかっとまとめてセットをやったのは5回ほどで, 後は地下鉄移動中にちまちまとやったりしていました.
この道場には問題ごとに簡単な解説も載っているのでかなり効果的だった気がします.

当日までの過去問解きの様子

 午後に関しては何もしなくて良いと聞いていたので勉強は何もしませんでした. 一応事前に昨年の問題をみて, どのような問題が出るのかだけは把握しておきました.

当日

 会場につくと思ったよりも人がいました. 年齢層も予想よりは若めでした.

午前試験

 午前は4択式*80問で, 6割が合格ラインです.
最初に一通り見て行って, 分かる問題を回収していったら4割程埋まりました.
残りの問題にもう一度目を通して, 2割程の問題は2択くらいまで絞れました. この時点で, 残りを完全ランダムとした時の正答率期待値が,  0.4*1+0.2*0.5+0.4*0.25=0.6 なのでラインぎりぎりといった感じです. とは言え知識問題を考え続けて突然分かるものでもないため, 適当に択を絞ったり可能性の高そうな択を見繕ったりしました.
試験時間が150分もあり, ちゃっちゃか解いていると時間がかなり余ったので途中退出しました.

お昼

 時間が結構空いたので一旦帰宅して家でお昼ご飯を食べました. お昼を食べながら, 午後の選択で何を選ぶかぼんやりと考えていましたが, 結局全部目を通してから決めることにしました.

午後試験

 午前は記述や単語解答式で, 必答大問1個と, 残る大問10個の内4つを選んで解答する形式です.
最終的に選んだ選択問題は以下の通りになりました.

情報セキュリティ

 必答枠です. 電子メールの安全性のような話でした. 問題文に書いてあることと朧気な情報系の講義での記憶から解答欄を埋めましたが出来は悪そうです.

プログラミング

 選択枠です. 一番競プロな問題がこの枠です. 今年は二分探索木の問題で, 流石にすらすらと解けました.

システムアーキテクチャ

 選択枠です. さらっと読んだ時に問題文中に答えが書いてあるタイプの問題っぽかったので選ぶことにしました. 実際, 問題文を注意深く読むことで最後の記述問題以外は埋まりました. 記述は適当にそれっぽいことを書いておきました.

データベース

 選択枠です. これもさらっと読んだ時に問題文中に答えが書いてあるタイプです. こちらに関しては記述式が一切無かったので全て埋まりました.

組込みシステム開発

 選択枠です. 二番目に競プロを感じました. 問題文が長くてだるかったです.

 午後もかなり時間が残りました. 見直しをそこそこに切り上げて帰宅しました.

自己採点

午前の自己採点結果が48/80(60%)でした. 負の方向に採点ミスをしていたら終わりです.

結果

午前 62.5点 午後 80点 で合格していました.
結局午前は正の方向への自己採点ミスで助かりました.
午後は細かい得点がでない上に特に自己採点もしていないので完全に体感ですが,

ぐらいな気がします.

感想

かなり雑な勉強状態で試験に臨みましたが案外何とかなりました.
午前はかなりひやひやしましたが, 午後は問題との相性が良く, どうやら午後だけで見ると上位5%(午前で60%に達した人中)に入ったらしいです. やったね.

問題文読解が得意な人は午前の過去問をひたすら解いていれば午後はどうにでもなるという先人の教えはあながち間違っていないように思いました.

特にこの先の上位試験のことは考えていません. 折角APの結果を使えば午前試験の一部が免除になるらしいので何か狙ってみようかなとも思いましたが面倒になって結局やらなさそうです.
とりあえずは何かしらこっち系のアルバイトに応募してみようと思います.